「Twitterは辞めたら死ぬ」ということは現代の通説である。
Twitterやめたら死ぬからやめないよ
— 💩もりぞ𓃰 (@banheiro0901) March 7, 2018
Twitterやめたら死ぬと思う(担当医)
— 月白シタン@悲しい感情を共有するVtuber (@Tsukishiro_924) August 13, 2018
〇〇だからTwitter控えます…とかやめます…とか見るとウッソやろマジで???ってなりゅ……ぼくは呼吸をするようにTwitterしてるからやめたら死ぬ…Twitterは酸素…
— シュがたそ (@Syu_gataso) February 17, 2018
多くのユーザーがTwitterと死の関連について言及している。
Twitterが世間一般に普及して久しいが、未だTwitterと死の関連に関する研究は意外なほどに進んでいない。

今回私は日本のTwitter学研究の進展に貢献すべく実験を行うこととした。
先行研究
※本項は読者によってはセンセーショナルなものであるので注意されたい。
古くは20世紀前半から研究が行われていることが確認できる。
1933年のドイツで行われた研究では数百万人が死亡したが、驚くことにその全員がTwitterをやっていなかったことが分かっている。
当然研究当時はTwitterと死の関連について知られてはいなかったものの、近年の研究で死亡した全員がTwitterをやっていなかった事実が確認されてからは、この時代でも既にTwitterと死に何らかの関係があったものとして注目されている。
最新の研究としては、2020年に日本で発表されたものがある。
こちらはよりTwitterを辞めることと死の関係を克明に表したものだと言える。
興味深いものであるので、以下に簡単に要約したい。
まずは次のツイートを見ていただこう。
体中に糞ぬりたくって くるいたい
— 狂える中3女子ボレロ村上/陶芸C++er (@bolero_MURAKAMI) February 15, 2020
車の免許取りましたー😆😆😆
— 伊藤元太 (@gengen0105) August 30, 2016
これで一歩大人になった😎
#ハチロクの日
— あずき (@voc_cubase) August 6, 2017
納車して2年が過ぎましたなぁ〜
いい車です(´ω`)
最近は似たような写真しかないけど…w pic.twitter.com/9rbF2wLhBx
I still trying to learn English 😉 https://t.co/1aiguOmu5a
— Nicky Hayden (@NickyHayden) May 16, 2017
一見何の変哲もないツイートに見えるが、実はこれらのユーザーは既にTwitterを辞めている。
次にツイート日時をまとめた表を見ていただきたい。

この表が表す事実は一目瞭然であろう。
上記に引用したいずれの例でも、Twitterを辞めて間もなく死亡していることが分かる。
これらの研究を根拠にTwitterを辞めると死ぬということが暫定的に結論付けられたのが、現在までの研究である。
実験
今回の実験は、実験者に一時的にTwitterを辞めてもらいその期間の生死を確認するというものである。
生死の判定は
- 呼吸の有無
- 心拍の有無
- 瞳孔散大の有無
- 対光反射の有無
の4点で判断することとし、以下のような記録表を作成した。

なお、各項目について有りの場合を25点、無しの場合を0点で合計値を算出し、0点に近ければより死んでいる、100点に近ければより生きているとした。
この得点を生死指数と呼ぶこととする。
生死指数を記録したものを、
- A期間:Twitterをやっている期間
- B期間:Twitterを辞めている期間
について分析することとする。
結果
被験者の1人の記録を以下に示す。
実験期間:令和元年8月6日~令和2年8月5日
※うち前半の半年間がAの期間、後半の半年間がBの期間。

青いラインはA期間からB期間への移行によりTwitterを辞めたことを表している。
着目すべきはオレンジ色の生死指数を表したラインで、A期間でもB期間でも一貫して高い数値を維持している。
このことが何を意味するかと言えば、
- 呼吸が有り
- 心拍が有り
- 瞳孔散大が有り
- 対光反射が有る
ということである。つまり、生きていることが分かる。
考察
当初の予想に反し、今回の実験ではTwitterと死に相関関係は見られなかった。
もちろんこの結果だけを受けて「Twitterを辞めても死なない」と結論づけるのは尚早である。
今回は当初予定していた件数の半数しか実験を行うことができず、サンプル数があまりに少なかった。
共同研究者であったYの協力が途中で得られなくなったためである。
B期間半ば、あと数ヶ月で実験も終了という段になってYからの記録の送信が途絶えてしまった。
最後には「たすk…」とだけ記載されたメッセージが届いたが、それ以後音信不通となっている。
死んでいるなら死んでいるでしっかりと記録表に記入した上で提出してもらわないと実験が成立しない。
1日1回丸を4つと日付を書くだけのタスクなのだから、メッセージを送るまでもなく1人でこなして欲しい。
いい加減にしてもらいたい。
今後の展望
まずは何よりもサンプル数を増やさなければいけない。
また、Yが失踪を許してしまったことを反省し、より厳密な実験方法を検討すべきかも知れない。
ジャストアイデアだが、Twitterを辞めているB期間について被験者の手足を拘束してはどうだろうか。そうすれば確実にTwitterを辞めさせることができるし、Yのよう心配も必要がない。
そのような条件下であればより厳密に生死指数を計測することが可能だろう。
謝辞
本稿の執筆にあたり国際信州学院大学の来五張教授には査読にご協力いただいた。
専門的な見地から的確な助言と激励をくださり感謝の念が絶えない。
特にご指摘頂いた、生死指数が脳死を一切考慮できていない点は今後の課題としたい。
脳死の判定は専門医の判断によらなければ困難であるのが難点となっているが、開頭し脳を直接目視することで専門知識がなくとも脳死の判定ができるのではないだろうか(素人が開頭した時点で脳も死んでいるであろうため)。
終わりに
ということで前置きが長くなりましたが、Twitterを辞めても死なないことが判明したので、改めてTwitterと距離を置くことにします。
@watatanabeのアカウントは「最近食べたものbot」とアカウント名を変更し、最近食べたものを気が向いた時に不定期にツイートすることにします。
写真上げるとついったーさんのサーバーを圧迫して可哀相なので文字だけにします。
長年にわたり渡辺和希(@watatanabe)のご愛顧いただきありがとうございました。
引き続き最近食べたものbot(@watatanabe)を宜しくお願い致します。
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