「魔法少女メランコリー」にカップルは登場しません。
なぜか登場しやがるカップル
過去に渡辺が脚本や監督をした作品、全てにカップルかそれに準ずる関係の登場人物が出てきます。
「Several Miracle」…2人登場する主人公のうち片方が付き合ってる大学生男女。
「陽が暮れて僕ら、」…主人公が同級生と付き合ってて励まされたりする。
「さよなら、ガール・フレンズ」…主人公が恋人の浮気を疑う。
「年下のマミー」…過去に戻って遭遇した自分の母親が誰と付き合うのか?みたいな話。
「君が振り返る。とても眩しいと思った。」…(ネタバレかも?)カップル出てくる。
「坂口くんが好きです。」…カップルの片割れである坂口くんは登場しないものの、めちゃくちゃ恋愛をテーマにしたもの。
別に「カップルを登場させるぞ!」と思ってやってるわけではないのですが、なぜか登場します。
カップル出すと都合が良い
特に出そうと思っているわけではないですが、何となく都合が良いというのはあります。
「この男女、付き合ってまーす」とやると登場人物の関係性の説明が大幅に省けるので楽なのですよね。
あとは付き合わせたり別れさせたりするとそれだけで話が動いてくれますし。見本になるような(カップルが登場する)作品がたくさんあるので参考にしやすいですし。バランス的に男と女を登場させとくかーという時にも、その中の誰かが付き合ってることにしとくと何か分かりやすい感じしますし。
なぜこんなの撮ってるんだ…?
なぜ渡辺は自分と関係ない男女がいちゃこらしてる様子を撮ってるんだ…?
なぜ手の繋ぎ方なり、いちゃこらの仕方に指示を出してるんだ…?
と思ったので、いつかカップルが登場しないやつを撮ろうなと思いました。
カップル登場しません
そういうわけなので、今作にはカップルは登場しません。
恋愛のれの字も出ません。
2人登場する主人公はどちらも女子です。
男女にすることも出来ましたが(その場合、今とは違う展開を作れたでしょう)、絶対に男女をいちゃこらさせないぞと思いながらどちらも女子にしました。
おわりに
めちゃくちゃ固執してるわけではなくて、いくつもある拘りの1つとしてですけどね!
縛りプレイというか、前述の通り登場する男女の関係を付き合ってるってことにすると色々楽なのですけど、楽な方に逃げないぞ!みたいな。
と言いつつこれの後に撮ることになりそうなやつ(脚本は他の人)はバリバリカップル登場するのですけどね…。
コメント