映画を撮っております。
作り終わってからブログ書くんじゃなくて、作ってる最中に書いてみるぞ!というものです。
タイトルに①と付けてる通り、完成まで複数回書くぞという気持ちです。
2年間温め続けた企画
今回の映画、2年間温め続けたものを満を持して制作に取り掛かったものです。
「温め続けた」です。「2年前に思い付いたやつを掘り起こした」ではありません。
2017年の夏、他の人が書いた脚本で映画を撮りました。「陽が暮れて僕ら、」というやつです。
これを撮ってる時から「自分ならどういうものを書くか」を考えていました。
その結果思い付いたのが今回の映画です。
ただ、当時の自分にはこれは撮れないなと思っていました。
技術不足はもちろんですが、知識不足が顕著だと感じました。
なので、卒業する前の最後に撮ることにするぞ!と決めました。
それまでにこれを撮るに足る知識を蓄えるぞ!と。
留年するので全然今年は卒業する前の最後じゃないのですけど…。
その後「さよなら、ガール・フレンズ」「君が振り返る。とても眩しいと思った。」「坂口くんが好きです。」の3本を監督し、2つの作品に脚本を提供し、いくつかの映画に関わりましたが、いずれの時も今回の企画のために何が活かせるかを考えていました。
それだけ温めに温めた企画なので、面白いものでないと困ります。
打倒ヒマワリ杯
渡辺は新潟大学映画倶楽部というサークルに所属しています。
ヒマワリ杯
映画倶楽部では夏に「ヒマワリ杯」という企画が行われています。
「ヒマ杯」と呼んだりもします。
「陽が暮れて僕ら、」もヒマ杯で撮ったものです。
ヒマワリ杯とは、夏休み中に4日間程度期間を定めて、参加希望者が2班に分かれてそれぞれ映画を撮る企画です。
また、普段の映画部は役割(撮影、音声、etc…)はゆるーく決めて手の空いてる人がやる感じなのですが、ヒマ杯では割とカッチリ役割を決めるのも特徴です。
企画の意図としては夏休みもなんか映画部っぽいことするかとか、学年横断の撮影企画での技術の共有でしょうか。
2017年から始まり(前身となる企画は2016年に行われていましたが)、今年で3回目です。
ヒマ杯でやろうと思ってた
昨年冬頃、君が振り返るのやつも坂口くんのやつも一段落つき、次何を撮ろうか考え始めます。
春は新歓期で忙しい、就活ごっこもあるし。じゃあ次は夏だ。夏にはヒマ杯がある。
考えてみれば今回の企画はヒマ杯の開催趣旨にピッタリなのでは??
思い付いたのが2年前のヒマ杯の時期だったのもあり、なんとなく「技術共有」という趣旨に当てはまるような企画として練り上がっていました。
これはもうヒマ杯でやるっきゃなーい!
完全に夏休みに撮る気分でいました。
ヒマ杯でやるなら、渡辺作品に参加してくれたメンバーに何を共有できるのか考え、それに合わせた企画として練っていました。
ヒマ杯は、監督と脚本も挙手制です。
企画の幹事から「ヒマ杯で監督やりたい人ー!」アナウンスされて「はーい!」と手を挙げる感じです。
幹事が「ヒマ杯、やります…人集まるかな……。一応ヒマ杯やる感じですけど、監督やる人がいなきゃ無しになるのでね、はい…。」というノリだった時は「渡辺がやるからまっかせろ!」という気分でした。
が蓋を開けてみると渡辺の企画は通らず!
「監督や脚本担当に経験を積ませたい」とのことで1年生が監督をするとのこと。
ヒマ杯の目的である「技術共有」とは…?
渡辺とはこの部分の解釈違いがあるようです。
昨年も監督経験のない部員が監督をしたのですが、それで痛い目をみた(渡辺は超痛い目をみた)ものと思っていましたが、そうでもないようです。
昨年は監督経験ないとはいえ、何本かの作品で出演等の形で関わっていたので全くのゼロではありませんでした。
が、今年は1年生です。入部してすぐの撮影企画で1本作品を作っていますが、あれは作品云々というよりも「入部したしみんなと仲良くなろうね!」企画です。
カメラの扱いも適当なら、音声機材は使わず、小規模なものでした。
あれを経験と数えてるなら大きな間違いなのでは…?
個人的には1年生や慣れてない部員にこそカメラや音声の機材を触らせ、それらの扱いが分かった上で演出・制作関係に触るのが、初心者に取ってもそれを支えることになる部員にとっても良いのではと考えていたのですが、そういうものではなかったようです。
ということで、今回の企画をヒマ杯として進めることは叶いませんでした。
打倒
ヒマ杯ではできなくなったとはいえ、撮影自体ができないわけではありません。
部の企画としてではなくなるので人は自力で集めないといけませんが、幹事によってメンバーが割り当てられるヒマ杯と異なり、自分で信頼できるメンバーを選べるのは良かったかも知れません。
上に書いた文章から渡辺の「は????」という気持ちが伝わるかと思いますが、監督に割り当てられた1年生も、それに振り回される同じ班の人間も、貴重な夏をクソ作品に費やしてしまうメンバーも(クソ作品になるのは監督に非があるのではありません。経験値不足です。例えば今年カメラをやり現場を見、来年同内容で監督するならかなりマシだったでしょう…。明らかに幹事の非です)、それを判断した幹事も、誰も得しないのでは????は????という気分です。
なので、ヒマ杯に勝ちます。

ヒマ杯を倒します。
何を以て倒したことになるかは分かりませんが、とりあえず作品の出来では勝ちます。
あと「技術共有」というヒマワリ杯の目標をヒマワリ杯よりも達成します。
あと技術共有の中には新しい経験を積ませる的な意味も含むことにします。
「ヒマ杯失敗させたろw」みたいな意味ではありません。
どんなにクソ企画であるのが分かっていても、参加する以上は自分の仕事はしっかりこなします(そうなんですよこんなに言っといて渡辺も参加するんですよ)。
技術共有できるか?
言っといてなんですけど、技術共有ができるかは微妙です。
いや、1年生が監督の方の班は共有とかそういう問題の段階じゃないので、誰が何の成長をするんだ?スタッフも監督も成長の場が無いぞ??という感じなので、そっちには相対的に勝てるのですけど、当初考えていた程はできないなと。
一方でもう1班の方は上記の懸念に全く当たらないので、もしかしたら負けるかも…とは思います。
ヒマ杯参加者の場合、少なからず「やり方教えてもらいて~」という気持ちで参加していると思います。
なので堂々とやり方を教えられます。
一方今回の企画では大半のメンバーは渡辺が「やってくれません?」と声を掛けて集めたものです。
こっち側としては「ヒマ杯より技術共有する!」と思っていますが、当の相手が「やり方教えてもらいて~」と思ってるとは限らないのですよね。
結果、渡辺は今回の企画通してもうめちゃくちゃ勉強してますが、他のメンバーにその機会はあまり与えられてないかも知れません。
この辺どう思ってるのか分からないので何度か探ってみたりしましたけど、反応は微妙。
こちらとしては最低限の仕事さえこなしてもらえれば大丈夫なので、それ以上の共有はないのかなという感じです。
いや、その「最低限」でもヒマ杯には勝ってると思うのですけど。
おわりに
次回は内容とかに触れられると良いですね。
2020年以降に皆様にお見せできるはずなので、乞うご期待!
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